FACILITY H-IXグリーン化の取り組み
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H-IXグリーン化の取り組み
カーボンニュートラルの実現に向けて、データセンターのグリーン化は喫緊の課題です。
2022年3月、H-IXデータセンターは使用電力をすべて、非化石証書を活用した実質再生可能エネルギー100%の電力に切り替えました。
これによりH-IXデータセンターの電力使用に伴うCO2排出量は実質ゼロとなり、年間約3,500トンのCO2が削減できます。
パートナー選びにも、CSRの視点を。
H-IXデータセンターは、グリーン化を進めています。
H-IXグリーンフロアについて
データセンターに安定した冷房・冷却システムは必須。大切なデータを守るためには、サーバを安定した温度に保つ事が必要です。
H-IXデータセンターは北海道札幌市の冷涼な気候を活用した、効率的な冷却システムの構築と排熱効率の高いフロア設計によって、サーバの安定運用と高密度化に対応し、環境負荷低減を実現しています。

冷涼な気候を効果的に活用した空調・冷房システム
H-IXがある北海道札幌市の年間平均気温は9.2℃(東京15.8℃)で、この冷涼な気候を最大限に活用した「間接外気冷房システム」を導入。
間接外気冷房システムと高効率型空調機を組み合わせることにより、年間総合40%以上のCO2削減と年間平均でPUE(※)1.4以下見込んでいます。
※PUE:データセンターやサーバ内の効率を示す指標のひとつ。
PUE=データセンター全体の消費電力/IT機器による消費電力

排熱効率の高い気流設計
冷却効率を高めるため、ホットアイルとコールドアイルを設け、さらにコールドアイルを密閉化することで冷気と排熱の混合を防止しています。また、電源ルートをホットアイルの下に、通信ルートをラック天井部に設置することにより、冷気の通り道である床下の障害物を極力排除しました。さらに、フロア天井を高くすることで、ラック付近での熱だまりの発生を防ぎ、暖気が効率的に空調機に戻る気流設計を行いました。

グリーンフロア専用ラック

奥行1200mmのオリジナルラックを採用。
ラックの奥行を十分にとることで、ラック内の配線整理が容易になり、
効果的な排熱を実現しました。
●サイズ/W600mm×D1200mm×H2100mm(44U)
●全面・背面とも作業性の良い観音開き戸を採用
●20A×2系統をファクトラインで用意、最大6kVAまで提供可能
●44Uを4分割してラックマウントアングルを移動可能
●電流と温度をリアルタイム監視
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