北海道札幌市・H-IX データセンター > コラム・事例 > H-IX マネージドCDN/WAFサービス 広域冗長導入事例

H-IXマネージドCDN/WAFサービスを活用したWebサーバを広域冗長した導入事例をご紹介します。
(H-IXマネージドCDN/WAFサービスの詳細については、こちらをご参照ください)

この事例は、CDNを導入するにあたりオリジンサーバを冗長化し耐災害性を高めたWebシステム構成です。Webサーバ(オリジンサーバ)は「西日本DC」と「H-IXデータセンター(札幌)」の2拠点に設置。これら2つのWebサーバをH-IXマネージドCDN/WAFサービスに接続し、広域冗長構成にしています。これにより、いずれかの地域が被災した場合でも、他方の地域でオリジンサーバが稼働し続けるため、Webコンテンツの配信を継続できます。さらに、CDN/WAFの機能により、Webコンテンツはさまざまな攻撃から安全に保護され、自動スケールによる負荷分散により、大規模なWebコンテンツの配信が可能となります。

H-IXマネージド CDN/WAFサービス構成図

H-IXマネージド CDN/WAFサービスは、AWS上に構築しています。

  • AWS ShieldとRoute 53によるヘルスチェックの役割 Webシステム全体はAWS ShieldによってDDoS攻撃などから保護されます。
    またWebサーバ(オリジンサーバ)はRoute 53によってヘルスチェック(状態監視)が行われます。
    これにより、一方の拠点に異常が発生した場合、トラフィックを他の正常な拠点に切り替えます。
  • CDNによる負荷分散と高速配信 Webコンテンツ配信にはCDNが使用され、高速かつ安定したデータ配信(負荷分散)が実現します。
  • WAFによるWebアプリケーション保護 WAFは、悪意のあるトラフィックを検出してWebアプリケーションを保護し、安全性を高めます。
    シグネチャベースで脅威を検知し、攻撃を防ぐ役割を果たしています。
  • ダッシュボード システムの状況を監視し、運用管理を行うためのインターフェースです。

CDN/WAF ダッシュボード

CDN/WAFダッシュボードは、サーバやシステムの稼働状況、攻撃パターンの可視化、リアルタイムの攻撃情報など、システム運用における重要な情報を一元管理します。これにより、被災時や攻撃への対応、トラブルシューティング、日々のシステム監視が大幅に効率化されます。リアルタイムの情報と視覚的な表示により、迅速な意思決定と対応が可能となります。

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